現在、秩父多摩甲斐国立公園に含まれる奥多摩には、
『森林セラピーロード®』が5コースあります。
(1)奥多摩湖いこいの路(湖畔の道)
コース
約12k m、高低差 36 m
(2)香りの道(登計トレイル)
コース
約1.3km、高低差 50m
(3)奥多摩むかし道(旧街道)
コース
約9km、高低差 264m
(4)川苔谷、百尋ノ滝探勝路(日本水源の森百選)
コース
約1.8km、高低差 170m
(5)鳩ノ巣渓谷遊歩道(湖畔・渓谷沿い)
コース 約2.5km、高低差 68m
今回は、奥多摩駅すぐの「香りの道(登計トレイル)コース(約1.3km)」をゆっくり歩き、続いて「氷川渓谷(日原川と多摩川沿い)」の紅葉を楽しみながら歩いてみました。
晩秋(11月下旬)でしたが、まだ奥多摩にはわずかながらに紅葉が残っていました。奥多摩の森林セラピーロードには、樹木や空気の清々しい香りと、足で踏みしめた時の感触が心地よいウッドチップが敷かれたチップ舗装道があります。
前日の雨のお陰で、セラピーロードには木々や土の香りが一段と漂っていました。さらに、落葉した葉群が重なり合い、足元はフカフカの絨毯を歩いているような感触…。自然の中では、五感が研ぎ澄まされるので、よく耳を澄ませてみると、普段だと気づかないような落ち葉を踏む足音がキュッキュッ、カサカサ、クシュクシュといった楽しい音を出していることに気づきます。
空気がほんとうに新鮮で美味しいので、無意識に深呼吸の回数も増え、自然の中に身を委ねることで、自ずと心と身体は、無意識に浄化とエネルギーチャージをおこなっているのだと、感じることができます。
こちらの森林セラピーロードの『香りの道(登計トレイル)コース』は、日本初の森林セラピー専用ロードになります。
コースの中には、ヨガや座禅ができる広場や、森林の中に同化する場所(いこいのベンチや休憩スペースなど)がいくつもあります。また、車椅子の方にも利用できる専用のモノレールが設置され、同じセラピーロードを楽しむことができる、バリアフリーの工夫がなされています。
このコースは、約1.3kmと短いのですが、その分、森林の中をゆっくり、ゆっくり歩きながら、自然の彩りや息づかい、樹木や植物の香りや感触、川のせせらぎの音、鳥や虫の鳴き声など、自然の中で体感することができます。
お気に入りの場所を見つけて、そこで深呼吸や、瞑想をするのも楽しいです。
今回は、森林浴をしながら気持ちのいい木漏れ日の中で、新鮮な空気をおかずに、持参したおにぎりを美味しく頂きました。やっぱり、森林セラピーは最高です。