蟹座の満月(新年のご挨拶)

新年 明けましておめでとうございます。

 

今年も皆様にとってご健勝とご多幸の、

素晴らしい年でありますようお祈りいたします。

 

今回の蟹座の満月は、2018年最初の月のフェーズ(月相)です。

昨年から始めたことや、長年続けていることなどで、収穫のときとなりました。

今、あなたに達成感や充足感はありますか。

 

どんなに些細なことでも、自分にとっての幸せは自分が感じるものです。

2017年は『変容』の年と言われ、個人のいる狭い世界から、より広い世界へと移行するために、何か不条理なことが起きたり、人間関係に別れや再会などの変化が訪れたり、原因の分からない身体の不調を体験する人が多くいたことでしょう。それらの体験を通して、自分の価値観が一変し、これから成長するために必要な『変容』が起きる年でした。

 

人は生かされている人生の中で、絶えず何かを経験しています。

その経験を、建設的に捉えることができるかどうかで、その先の人生は変わります。

経験から少しでも学ぶことができれば、それを糧にして、その先で活かすことができます。

 

もし、あなたが夢を叶えるために進んでいる方向に違和感があれば、もう一度自分と向き合ってみてください。誤摩化しがないか、正直な自分の気持ちに気づきやすくしてくれるのが、蟹座の満月です。蟹座の満月は、「依存心が強くなっていないか」「心配性になっていないか」「押しつけがましい態度をとっていないか」「自己憐憫に陥っていなしか」「ヒステリックになっていないか」「拒絶されることを恐れていないか」「引きこもっていないか」など、自己修正すべきことを促してくれるでしょう。

 

自らの弱さを認めると、そのマイナス感情を満月の浄化エネルギーが解放してくれるでしょう。

 

2017年は、私という個人が「自分の価値観で生きること」に目覚め、勇気を出して歩み始めた年…。

 

2018年は、社会における不信感や違和感を正す方向に人々の意識が向かいます。理想の社会を作ろうとする様々な社会変動も起こりそうです。

 

そうした社会背景の中で、私たちはコミュニケーションや言葉、学習などを通して、さらに意識が広がり、視野が広がり、これまでの既成概念の枠を飛び出すような形で、社会に役立っていく個人の目標が達成されていく年となるでしょう。そのため、個人の生き方そのものが変容し「自己基盤」を固める人々が増えていくことになります。

 

大切なことは、そうした変化の中で私たちが自覚すること…。

 

それは『幸せは自分の心が決める』ということです。

 

前向きな思考は、どんな状況にあっても、決して悲観的にはなりません。冷静に出来事の本質を読み取り、経験から学ぼうとします。たとえ、辛い出来事が起きたとしても、その中には何かの学びがあると信じられるのです。2017年にあなたが経験したことは、知恵となり人生のスキルアップにつながっています。必ずこの先の糧となります。

 

2018年は、精神性を高める年にもなりますので、哲学や宗教、精神世界、専門教育など、高次での深い学びや自己探求などもお勧めです。

 

宗教や精神世界などの関連でお伝えすると、今年は出雲大社「神楽殿」の日本一大きな『大しめ縄』の架け替えが7月に行なわれる予定です。しばらく続いていた六十年遷宮が、その後、完全に終了することになります。

 

実は、いつもお世話になっているティクレ出雲支部長さんの本業は、大しめ縄職人さんです。現在、7月の架け替えのため、関東には戻れず『大しめ縄』の製作に奮闘中です。有り難いことに、出雲の山奥「飯南町」にある「大しめなわ創作館」には、海外も含め全国から見学に訪れる人々が増えています。昨年は、東京の開成高校の学生さんたちが、修学旅行で訪れ、皆で合格祈願の大しめ縄を作ったそうです。

 

時代が流れても、古き良きものは残されて後世に引き継がれていくのだと、なんとなく身近に感じられて感動しています。そのうち、合格祈願の本気参りの学生さんたちの間で、しめ縄人気が上昇してくるかもしれませんね。

 

今年、出雲大社へ参拝される際は、是非神楽殿の大しめ縄を見学してみてください。

 

今年も皆様にとって輝かしい一年になりますよう、皆様の夢が叶うお手伝いに努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。

 

セラピスト 霧生栄子