月食のメッセージ



明日9月27日は、十五夜で『中秋の名月』になります。そして、28日の今年最大の満月(スーパームーン)では、皆既月食が起こります。


これにより、前回の新月(日食)の時期と同様に、気象現象の変化や、私たちの体への影響が、何らか及ぶことになるかもしれません。


出来るだけ、無理はせずにリラックして過ごすことを心がけましょう。


いつもより情緒が不安定になったり、体調が崩れたとしても、これは一過性なので満月前後の2、3日でおさまります。パニックにならないように、辛い時には、レスキューレメディを飲んでみてください。



また、スピリチュアルな観点から『月食』が示すメッセージは、『自分が受け取る経験』、すなわち『現世で学ぶべき個人的なテーマ』を示しています。


つまり、現世であなたの魂が成長するために必要な課題を示して、個人的な運命として、あなたの魂が独自にたどるべき進化(自己成長)のプロセスになります。あなたが生まれる直前に起きた月食星座と、位置していたハウスを読み取ると、どの分野(社会、仕事、恋愛、結婚、家庭など)でどのようにすれば、あなたに必要な経験ができるかがわかります。


この指針に従うと、あなたの魂の成長が促されると同時に、あなたの人格が磨かれていくことになります。


このことから、あなたの魂の成長の度合いは、月食がもたらす経験を理解し、慈愛と感謝の気持ちで受け入れるか、あるいは不満や怒りを感じて経験を拒絶するか、で決まるということになります。


今回の『十五夜』について、そもそものお月見は、十五夜だけを愛でると片月見となり、昔から縁起が悪い忌み事とされて敬遠されてきました。このため、旧暦の9月13日『十三夜』(今年は10月25日)と合わせて、同じ場所で中秋の名月を愛でることが、習わしになっていたそうです。


諸説ありますが、他にも吉原遊郭が発祥で、十五夜で遊んだお客を片月見では縁起が悪いとして、もう一度、十三夜にも同じ遊郭で遊ばせるための客寄せ商法として、商業的に広まったとも言われています。


また、昔の人々は、月を神聖なる神として崇め、秋の収穫時期には、五穀豊穣を祝い、感謝するお祭りをしていました。十五夜に続き、『十三夜』にも、もう一度、お月見をして壮大な自然に感謝するのが習慣だったようです。


縁起担ぎなのかもしれませんが、私たちの祖先は、遥か古の時代から月に祈り、奈良時代には月を愛でる『お月見の宴』が、宮中などで開かれていたと、和歌などの書物に記されているそうです。


皆さんも満月の解放ワークとともに、今年の貴重な『中秋の名月』と秋の夜空を楽しんでみてはいかがでしょうか。より一層、あなたのインスピレーションを研ぎ澄ませるチャンスです。