171年ぶりの「幻の十三夜」



明日は、牡牛座の満月です。



その前に、171年ぶりの「幻の十三夜」についてふれてみたいと思います。



旧暦の8月15日の「十五夜」(中秋の名月)と、9月13日の「十三夜」は、古来より、「お月見」として親しまれてきました。



旧暦とは、太陰暦のことで、1年が約354日として数えられていたので、3年に1度の閏月(うるうつき)というのを設け、1年(12ヶ月)に1ヶ月を加えて、13ヶ月にすることで、暦と季節のズレを調整していました。(太陰太陽暦)


この閏月は、決められた月を増やすのではなく、「月の周期」にあわせて増やす月が変わります。


そのため、今年の2014年は、171年ぶりに旧暦の9月と10月の間に、暦と季節のズレを調整する閏月が加えられ、「閏9月」が設けられました。どういうことかと言うと、今年は旧暦の9月13日の「十三夜」が2度あると言うことです。


昨夜は、旧暦でいう2度目にあたる9月13日の「後十三夜(のちのじゅうさんや)」と呼ばれている

非常に珍しい「幻の十三夜」でした。


ちなみに、前回の「幻の十三夜」は、1843年にあり、徳川家慶が統治していた江戸時代末期だったようです。改めて考えてみても、本当にすごい出来事なのだと、感慨深くなりました。


歴史的にも貴重な体験をしているのだと思うと、何が何でも見なくては…いや、見たいものだと、期待に胸を膨らませていたのですが、残念ながら、東京の夜空は雲が厚く、結局「幻の十三夜」を愛でることができませんでした。


でも、さすがに神の国「出雲」から、この「幻の十三夜」を、ティクレ出雲支部長が、しっかり撮影してくれました。1日遅れですが、皆さんとこの「幻の十三夜」を観賞できて嬉しいです。出雲支部長さんに感謝です。(今年は出雲にて、スーパームーン、皆既月食、十五夜…等素敵なお月様に出会うことができました)


そして、明日は物質世界の中での心の豊かさを学ぶことのできる「牡牛座の満月」です。いつもブログを読んで頂いている素敵な皆さんと、「満月の解放ワーク」ができることに、感謝です。