9月20日に志都の里にて、新米の稲刈りイベントがありました。ガルテンの住人さんたちにとっても、お楽しみの恒例行事です。
地元の方々と協力して一緒に、稲刈りと天日干し作業をしました。
今年は、ティクレ・ガーデンの管理人(ティクレ出雲支部長)さんと共に、私も参加させて頂くことになり、生まれて初めての稲刈りを体験することができました。
手作業なので、カマを使って稲を刈っていくのですが、地元のベテランの人たちは稲を片手に4~5束まとめて一気に刈っていきます。初心者の私は1~2束がやっとです。当たり前なのですが、時間が経つにつれて、ベテランの方との距離がどんどんひらいていきました(笑)。
稲を刈るときの中腰の体制は、かなり足腰に響きます。カマを持つ手にも力が入り、稲刈りの終盤には、すでに筋肉痛になってしまいました。しかも、次の日には全身が筋肉痛に…。身をもって感じたことは、自分がいかに日頃から運動不足で体力がないのかということ…。これからは意識して体力つけなくては、ここと東京の二地域生活を楽しめないなぁと、感じてしまいました。
そして、農家をされている方の体力がいかに凄いのかということ。参加されていたベテランの殆どの方は、シニア世代の方々です。本当に頭が下がりました。
何とか足手まといにはならないように頑張り、無事に稲を天日干しすることができました。作業を終えた時の達成感は、とても気持ちの良いものでした。一人ではなし得ないことを、みんなで協力して成し遂げる…この充実感は本当にいいものですね。
こちらの地域では、伝統的なハデぼし「ヨズクハデ」( ヨズクとは、みみずくのこと)という、伝統的な干し方があり、360度の方向から日が当たるように干すそうです。先人の素晴らしい知恵は、機械化が進んだ今でも、イベント行事ではあるものの、絶やすことなく地域の方々の努力で、こんなに素敵に継承されています。
私自身、今までにない貴重な体験ができて、とても良かったなぁと、思いました。これからは、もっともっと沢山の人たち(特に都市生活者の方々)に、このようなイベントに参加して頂けるよう、ティクレとしての活動の場を、少しづつ広げていきたいと思います。
来年は、ティクレ・ネイチャーセラピープログラムでも、田植え体験や稲刈り体験に参加していただけるよう、前向きに考えております。
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