4月10日は、新月です。

春の嵐が吹き上げ、桜の木もすっかり葉桜になっていますね。

旧暦の4月8日は、お釈迦様のご生誕日です。日蓮宗の総本山である池上本門寺で、

6日(土)7日(日)の両日、お釈迦様のお誕生をお祝いする花まつりが開催されました。

そして、年に1度の五重塔がご開帳され、奉納されている仏像を拝観することができました。


お釈迦様と同調する機会を与えられたことに感謝しつつ、今月10日に迎える新月のパワーを自らのペースで活かせるように、新月のお願いが叶いやすくなる方法をご紹介いたします。


月は、私たちの無意識に(潜在意識)に働きかけます。自然界において、私たちは月が位置している星座の持つ性格の影響を受け、無意識のうちに行動していることもあるようです。


このように、月の影響力が分かっていれば、その影響力をプラス方向に活かすことができます。また、マイナスの影響力は、意識することでトラブルを回避することができます。


特に新月は、新しいことを始めるパワーに満ちています。実現したい目標を決めて、月が満ちる満月までの期間は、目標実現に向けて積極的に行動していきましょう。長期的な目標の場合は、それを細分化し、毎月の満月ごとにステップアップができるよう、計画してみてください。


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4月10日(水)の 18:35 は、牡羊(おひつじ)座に位置する新月です。

 

この時刻から、48時間以内がワークに適している時間です。(ボイド時間除く)

*もっとも有効な時間は、8時間以内といわれています。


ボイド時間は、ワークに適さない時間帯です。(※ボイド時間の説明はこちら

 

4/11(木)01:24 ~ 12:22(牡羊座のボイド時間)

 

今回のボイド時間では、気持ちが落ちつかず、焦りがちで、普段しないような簡単なミスをしてしまったり、つい確認手順を飛ばしてしまい、トラブルが生じやすくなります。思い込みが激しくなり、思いついたらすぐに行動したくなりますが、早合点して失敗しやすいので気をつけましょう。


今回の牡羊座の特徴は、積極性があり、冒険心が強く、楽天的で明朗です。エネルギッシュに行動し、自己主張もはっきりしているので、リーダーシップに優れています。その反面、調子にのりすぎると独断と偏見に陥ってしまう傾向があります。


牡羊座の支配星は、『火星』です。

 

『火星』は、攻撃性、開拓精神などを示し、決断力の有無や行動力、また興味が注がれる方向を司ります。争いやトラブルの原因を作ることもありますが、新しい計画進行や難関突破にパワーを与えてくれる惑星でもあります。


今回の新月は、12星座の「始まり」を意味する牡羊座の影響から、自発的に新しいことを始めたくなります。負けず嫌いの闘争心も生まれ、積極的に行動するでしょう。また、対人関係では新しいことにチャレンジして、リーダーシップを取って行動したり、直感で素早く行動を起こすことで、周りから評価されやすくなるでしょう。

 

なので、普段は人の後をついていくタイプの人も、周囲を気にせずに、自分の意思で行動したくなるので、思い切って主導権を取ってみてください。きっと、自分の気づかなかった能力を発見して驚くことになるかもしれません。

 

この時期は、直感やひらめきが冴えるので、考えるよりは行動が早くなるため、今まで進まなかったことに着手すると、物事がスピーディに進展していくでしょう。また、エネルギッシュにもなるのでスポーツに打ち込むのも良いでしょう。


そして、牡羊座を象徴するキーワードには、以下を参考にしてみましょう。

 

○物事を始めるためのエネルギーを刺激するためのキーワード

 

・・・「熱意」「エネルギー」「行動」「積極的」「勇気」「大胆さ」などです。

 

○健全な自己を育てるためのキーワード

 

・・・「磨かれた肉体」「本能」「健全な自己主張」などです。


○自分らしくあるためのキーワード

 

・・・「正直さ」「純粋さ」「自分らしさ」「衝動」

   「直情径行(感情の赴くままを言動に表す)」などです。


○自己発見を促すためのキーワード

 

・・・「探検」「リスクを負う」「熱意」「競争心」「警戒心」「チャレンジ」

   「強さ」「リーダーシップ」などです。


○自立を強めるためのキーワード

 

・・・「自己信頼」「自給自足」「自立」「主導権を持つ」などです。


牡羊座の解放キーワード

 

「短絡的」「軽卒」「短気」「せっかち」「怒り」「闘争的」「攻撃的」

 「サディスティック」「うぬぼれ」「利己主義」「自分勝手」「考えなし」などです。


牡羊座が支配する身体部分と症状のキーワード

 

「脳」「頭」「頭皮」「顔」「目」などで、これに関連する症状として、

 「脳疾患」「頭痛」「めまい」「にきび」「吹き出物」「目の疾患」「目の老化」

 

などがありますので、この辺が気になる方は、改善または健康を促進するお願いをするとよいでしょう。実践的なことでは、頭皮をマッサージしたり、目の周囲を軽く押してマッサージすると、疲れが取れやすくなるでしょう。

 

頭のツボを押すと頭がスッキリして、ひらめきや直感が普段よりも冴えるかもしれません。目や鼻、歯の治療も効果が高まる時期です。目の関連では、コンタクトレンズの買い替えにもよい時期です。 

 

牡羊座に対応するフラワーレメディは、「インパチエンス」です。


「インパチエンス」タイプの人は、その特徴的な気質(短気で落ち着きがない)から、周囲の人や物事が動く「テンポの遅さ」に、苛つくことが頻繁にあります。

 

それは、頭の回転が良く、物事を素早く考えて行動し、周囲の誰よりも早く処理したいと思うことから、誰かに自分のペースを邪魔されたり、作業が上手く進まない状況になることが、一番のストレスになってしまうからです。

 

このタイプの人は、周囲の誰よりも早く新しいことに挑戦しようとしますが、グループワークにおいては、忍耐力や協調性に欠けるため、他者のサポートが受けられない状況を、自らが招いてしまいがちです。

 

物事が上手く進まないことを人のせいにして、他人の粗探しをするので、周囲から孤立してしまうことが、しばしばあります。また、「焦り」を非常に恐れているため、いつも時間が足りないと感じながら、落ちつかない生活を送ってしまいます。

 

このような偏りのある思考と、神経質な態度で時間が経過すると、身体的にもバランスが崩れてしまい、神経系障害や痙攣、睡眠障害、集中力の欠如、高血圧、かゆみ(特にアトピー性皮膚炎のような神経性皮膚炎)、硬直などの症状が現れやすくなります。

 

前向きな「インパチエンス」タイプの人は、人に比べ頭の回転が良く、物事の関連を素早く理解して、どうすれば良いのかの判断や決断も的確で早いので、スピーディに行動に移せます。また、計画を立てると、目標に向かって勇気ある行動がとれます。

 

気持ちが前向きであれば、自分が失敗やミスを犯しても、人のせいにはせずに、自己責任を負うことができます。また、問題を素早く検討するために、必要な時間や周囲のサポートを、焦りや苛立ちを感じずに、受け入れることもできるようになります。それにより、身体的にもバランスが取りやすくなります。

 

「インパチエンス」は、神経質な性格と、忍耐力に欠ける落ち着きのない状態を改善するためのレメディです。忍耐力、慎重さ、思慮深さ、丹念さなどを強化し、日常生活で追い立てられるような気持ちの焦りを解放してくれます。また、人や周囲との協調性を高め、相手を理解することができるようにサポートします。


また、予想外の事態での極度な緊張やイライラ、神経的硬直やストレスを緩和して癒すことができるので、緊急時のレスキューレメディの中に含まれています。

 

パワーストーンをお持ちの方は、月光浴をさせて浄化とエネルギーチャージをするのもおすすめです。


※新月ワークの方法は、「新月の願い事」をご参照ください。