弥三郎岳 (山梨)

今回の昇仙峡は、ロープウェイのパノラマ台駅から、徒歩20分の山登り『弥三郎岳(やさぶろうだけ)』トレッキングに挑戦!!!ここは、観光気分の軽い気持ちで行くと、大変なことになってしまいますので、ご注意ください。

 

パノラマ台で富士山を見て、そのついでに行ってみようなどと、安易な考えでは登れない場所なのです(トレッキングシューズなど、きちんとした装備が必要)。頂上付近は、本当に危険ですので、決して革靴やヒールでは行かないでくださいね。
『弥三郎岳』の言われですが、その昔、弥三郎という酒造り名人が、羅漢寺(らかんじ)に住んでいて、勝ち戦の祝い酒などを造っていたそうです。そのため、彼はこの地を治める『武田家』に大変重宝がられていました。
 
弥三郎は、お酒が大好きで大酒飲みのため、よくお酒を飲み過ぎて失敗を繰り返していたそうです。ある時、大酒が過ぎて、とうとう住職にいさめられ、一斗の酒を最後に禁酒を誓い、その夜、弥三郎は、今の『弥三郎岳』から天狗になって消えてしまったと言い伝えられているそうです。
 
なので、弥三郎岳の山頂近くには、水晶石の祠(ほこら)があり、『酒の神』が祀られています。
 
弥三郎岳の山頂は、白い岩肌です。このあたりの岩と岩の間からは、松の木が力強く生えていました。その他には、何もさえぎるものはなく、空を見上げると、頭のすぐ上に太陽がありました。また、360度の絶景の中では、富士山や南アルプス連峰が望めます。
私は、あまりの気持ちよさに、
山頂の岩の上で大の字に寝そべってみました。
見えるのは、雲一つない真っ青な青空と太陽…。
とても気持ちのいい場所でした。
 
実は、富士山から発する龍脈が、金峰山を経由して弥三郎岳の山頂に流れています。ここは、生命エネルギーを感じるパワースポットです。いっぱい、いっぱい、山頂の空気を吸って、エネルギーチャージをさせて頂きました。